人間関係リセット症候群はやめられる!一人旅で気づいた人間関係の真実

旅の気づき

こんにちは、アラサー女一人旅をしているなかねぇです。
2024年から、1年の半分を海外で過ごすと決めて、これまで7か国を旅してきました。

インターネットがどこでも使える今、正直、場所を問わずノマドワークができることを実感し、「この生活、最高だな」と思う日々です。でも最近、そんな旅の中で、人間関係について大きな気づきがありました。

人間関係の変化

今までの交友関係

まず、私の人間関係は非常に狭く、定期的に友人がガラッと総入れ替えになるのが常でした。
学生時代もクラス替えがあるたびに親友が変わり、住む場所や職場が変われば友人関係も一新される。特定の誰かと疎遠になるわけではなく、コミュニティ全体からごっそりフェードアウトしてしまうんです。まるで人間関係を捨て去るかのように。

いわゆる「人間関係リセット症候群」ってやつです。

なので小学生からの幼馴染で〜…なんて話を聞くと本当にすごいなと感嘆の表情を浮かべながら話を聞いてしまいます。同時に、自分にはそんな関係がないことに気づかされます。

なぜ人間関係総入れ替えが起きてしまうのか

この「人間関係総入れ替え」の理由について、アメリカの有名な起業家ジム・ローンの言葉がヒントになりました。彼はこう言います。「あなたは最も多くの時間をともに過ごす5人の平均になる」。

振り返ってみると、私はこの言葉を無意識に体現していたのです。
自分が「今のままじゃダメだ」と感じたとき、環境を変えるために新たなコミュニティに属し、以前の友人たちとは自然に距離を置いてしまう。ライフステージを変えるための人間関係の断捨離。これを繰り返してきたんです。

一人旅での気づき

人間関係総入れ替えを定期的に行ってしまう私は、気づけば交友関係が超絶狭い人間になっていました。
もともと大人数でいるのは苦手で一人で黙々と何かをしている方が好きな性格ではあります。いわゆる内向型タイプです。
1人でアニメを見たり、読書したり、サウナでととのったり、美術館で物思いにふけったり。

海でBBQするとかカウントダウンだからみんなで集まるみたいなSNSの投稿を見ると強い憧れはありましたが、実際に参加すると頭痛が止まらない、早く帰りたいと願うばかり(笑)。

憧れと好きは全くの別物ということを実感したわけですが、それでも「一人が好き」と「孤独」は全く意味が違うことを海外一人旅を通して強く感じました。

美味しいごはんを食べても、息をのむほどの絶景を見ても、急な土砂降りに遭遇して凍えるような寒さを体感しても、誰とも共有できないなんて寂しいものです。

サハラ砂漠で自然が創り出す芸術に人間の非力さと自然の壮大さを目の当たりにし、大抵のことは取るに足らないことであると心が軽くなったと同時に、この感動を共有できない虚無感に涙しました。
今思い出しても嬉しさと悲しみが入り混じる不思議な体験でした。

…あれ?私、一人でも大丈夫って思ってたのに違った。本当は人と関わりたかったんだ。

これは旅での最大の気づきです。

新しい人間関係の捉え方

旅を通して気づいたのは、これまでの「人間関係総入れ替え」は、単なる馴れ合いや利害関係でつながっていたものだったということ。環境が変われば自然と疎遠になってしまう関係ばかりでした。

でも、今回の旅で初めて「環境が違っても、つながっていたい」と思える人たちが私の周りにはいることがわかりました。
彼らには共通して、物事の考え方や生き方に尊敬できる部分があり、一緒にいると心から幸せになれる。そんな関係を築けたことで、私は大きな変化を感じています。

恐らく長い時間をかけて交友関係を続けている人が見たら「何を当たり前なことをいっているんだ?」と鼻で笑われてしまう気がしますが、この32年間気づいていなかった、いや向き合うことから逃れていたんです。

周りの5人平均が自分の本当の意味

ライフステージを変えていくには、人間関係の断捨離って悪くはないと思っています。
特定のコミュニティが抜けられないしがらみに変わって自分の可能性を透明な壁で囲ってしまうよりはよっぽどマシではないでしょうか。

でも自己成長のために周りを利用することは人間関係として良好な関係とは言えません。
自分が利用しているということは相手も利用するような人が集まってきます。だからどんどん人間不信になる。これも「相手を利用する人が5人集まった」結果でしょう。

「5人が平均」の考え方は本来こうなんじゃないでしょうか。

私だけでなく、相手も私といることでWin-Winでいられる仲間が5人。
一方通行じゃないんです。私はこれまで断ち切ってきた友人たちを大切にしていなかったんです。
私が大切にされることばかりを考えていた。いや、違う。大切にされたいわけでもなく、マウント取りたかっただけかもしれません。すごいって言わせたら次の関係にシフトしていた…今いる人たちよりステータスが上になったから次の対戦相手を見つけに行くような勝負の世界でしか生きてなかったから孤独だったんです。そんな苦しい勝負の世界から抜けたくて人間関係リセットを繰り返していたのでした。

利害関係の外にある本当の交友関係に気づけた今、以前のようにただ自分の成長のためだけに利用する人間関係ではなく、相手にも良い影響を与え合える、そんな関係を大切にしていきたいです。

 

まずは帰国したら大切な人たちに感謝の気持ちを伝えに会いに行ってきます!

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